転職する理由は人それぞれですが、面接時における説明の表現ひとつで印象は大きく変わります。
例えば残業が多いことを理由に転職したいとします。
そこでストレートに残業が多いので、会社を変えたいと伝えます。
その時面接官には、色んなクエスチョンが頭に浮かびます。
残業が多いと言うけれど実際にどの位の時間なのだろうか、またどの程度であれば対応できるのだろうかなどと考えるわけです。
残業が全く無いという会社も少ないですし、どこまで対応できるのか知りたいと思うでしょう。
あるいは、その残業時間を工夫によって短縮できなかったのだろうかと思う面接官もいるかもしれません。
いずれにしても、単に残業時間が多いことだけを理由に挙げても、転職する動機としては十分に情報を伝えることができないことが分かります。

このような場合、例えば効率良く働ける職場を探しているといった表現に変えるとニュアンスも大きく変わります。
職場の都合で待ち時間が長く、そのために残業時間が長くなったとも考えられます。
あるいは業務を効率良くこなしたいという意気込みを伝えることにもつながります。
さらに就業時間が長引くことは避けたいという要望も伝えることになります。
表現を少し変えるだけで、それまでの職場環境や望む要望、さらに仕事に対する姿勢といったものまでアピールできるというわけです。
このように転職の理由を、自分なりにどのように表現すれば良いのかを今一度考えてみると良いかもしれません。